解りやすい!相続の権利の順番を達人が伝授

焼香にはいくつかの形式があります

2019年01月09日
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葬儀に参列するときは、大人として頭に入れておかなければ恥ずかしいマナーがたくさんあります。焼香に関するマナーも、知っていなければいけない大切なマナーの一つです。まず、焼香にはいくつか種類があります。一つ目は、遺族や会葬者が故人の遺影の前に立った状態で順番に行う形式の立礼焼香です。

椅子式の式場で行われることが多いため、近年は立礼焼香が主流になっていると言われています。順番がきたら祭壇へ進んでいき遺族に一礼し、台の手前まで歩いたら遺族と祭壇を見て合掌します。その後、3本の指で抹香をつまんだら目の位置まで上げて、香炉の中に落としていきます。

これを宗派の作法に従って1回から3回繰り返し、改めて遺影に向かって合掌してから一礼します。後は、遺影の方を見たままで2歩から3歩下がって、遺族に一礼して席に戻ります。この基本を頭に入れておけば、自分が最初に行うことになっても戸惑う心配がありません。そして二つ目は、遺影の前に順番に座って行う形式の座礼焼香です。座礼焼香は畳敷きの式場で行われる形式で、基本的には立礼焼香と同じ順序で行います。移動するときはまっすぐ立たずに腰を落とすこと、そして正座をして行うことを頭に入れておくと安心です。他にも、会場が狭い場合は回し焼香が行われる場合もあります。どのような形式で行われるのかわからずに不安な場合は、あらかじめ式場に確認しておくとよいでしょう。