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天台宗の葬儀の流れを知っておこう

2018年11月28日
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天台宗の葬儀の流れを、あらかじめしっかりと知っておきましょう。天台宗における葬式の特徴は、受戒及び引導が中心となって行われるのが特徴です。受戒においては、仏教の基本的なことである三帰受戒と呼ばれる戒めを受けるようになります。

この三帰受戒を受ければ、仏門に僧として入ったということを認められるというわけです。引導は、現世で持っていた執着を全部捨てて、浄土に行くことが出来るようにするために、菩薩戒偈を導師が唱えてくれます。引導をした後には、下炬と呼ばれるものを行います。

下炬は松明を導師が持って、空中に円と梵字を描き、遺体を焼却するための燃料に火を灯す儀式です。しかしながら、本当に火を灯すということはなくて、火葬をする前に行う儀式というわけです。最後には十回ほど南無阿弥陀仏と唱えて、葬式は終わりとなります。天台宗で使用する数珠は、平玉という薄い円の形をした物を使うのが特徴です。持ち方としては、普通は左手の人差し指と親指の間に挟むようにして使います。菩提寺ごとに作法が違うことがあるので、もしも気になるのであれば、あらかじめしっかりと葬儀社や導師に尋ねておくと、安心して葬式に参列することが出来るでしょう。